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強烈な熱量のライブ、SILENT SIREN LIVE TOUR 2018〜”Girls will be Bears”TOUR〜に参加しました。

みなさまこんにちは、YAMINABE RECORDSのいしぐろ(@YR_ishiguro)です。

人気ガールズバンドSILENT SIRENが和歌山でライブをするということでSILENT SIREN LIVE TOUR 2018〜”Girls will be Bears”TOUR〜に行ってきました。

とても楽しく幸せな時間を過ごせたので、この熱量が冷めないうちに記事にさせてもらいます。

尚この記事は演奏曲目やグッズ等ネタバレを数多く含みますのでご注意ください。

SILENT SIRENと私の出会い

私がSILENT SIRENと出会ったのは今年の4月2日、そうメッチャ最近。

久しぶりに作曲の仕事を受けていたのですが、締切間際で制作が煮詰まってきました。

気分転換にYoutubeを流し見していると彼女らの楽曲「チェリボム」に出会い、ドハマり。

その週末には全アルバムを揃えるというハマり具合でした。

そして公式サイトを眺めていると近々ライブツアーが有るらしく「近くに来るなら行くかな〜大阪だといつだろ」と思って詳細を見ると、なんと地元和歌山に来るではありませんか。

出会ってすぐではありますが、急遽参加する事が決定しました。

ライブハウスって実は苦手

私が最後にライブに参加したのは、東京ドームで行われた「ラブライブ! μ’s Final Love Live」でライブハウスにいたっては10年ほど足が遠ざかっている状態でした。

というのもライブハウス独特の大音量と閉鎖空間が苦手でして、大型のホールや球場のイベントで無いと参加出来ませんでした。

ただ今回は地元和歌山に今ハマったばかりのSILENT SIRENがやってくる、こんなチャンスを逃すわけにはいけません。

いざ、ふじと台 和歌山大学前へ


自宅から車を走らせること10分、びっくりするほど地元ですありがとうございました。

今回ライブが行われるのは、和歌山大学前(ふじと台)駅直結の和歌山SHELTERでキャパ最大400人の箱。

15時から物販が開始されるということで少し早めの14時30分頃に到着したところ、50人程の列が出来ていました。

無事にライブTシャツとタオル・パンフレットを入手したところで一旦休憩、大型ショッピングモールのAEONに繋がっているので休憩しやすいのが嬉しいですね。

いよいよ会場、今和歌山で1番熱気のあるスポットへ


17時30分の開場に合わせて現地へ戻るとそこはピンクの軍勢がうじゃうじゃと、若干の恐怖を覚えつつ自分の順番を待ちます。

整理番号はB組59番、ギリギリのタイミングでチケットを入手したのでかなり後ろの方かな?

A組1番の方…50番の方…200番の方…「ん!?200番、A組だけで200人居るの?」

この時は箱のキャパを知らなかったので戸惑っていたのですが結局A組は300人B組100人と、マックスが詰め込まれる形に。

会場内に入ると立っているだけで精一杯なレベルの混雑、和歌山の1箇所にこんなに人が集まるのかと呆然しつつ「今日和歌山で1番熱いのはこの場所だろうな…」と感慨深いものを覚えるのでした。

演奏開始直後で持っていかれる

実際に演奏している事は知っていても本当に上手いんだろうか?という疑問が捨てきれずにいた私ですが、オープニングのドラムでその疑問は吹き飛ぶ事に。

ドラム・ベース・シンセ・ギターの順にメンバーのソロがスタートしましたが、どのパートもきっちり演奏されておりかなりの完成度。

特にベースとドラムの両名は素晴らしい安定感でライブ全体を通してもほとんどリズムが狂う事が無くSILENT SIRENを支えていました。

ライブを見据えた楽曲制作

演奏技術はもちろん素晴らしいのですが、それ以上にひとつひとつの曲がライブ用に最適化して制作されておりCDで聞く以上に楽しめました。

個人的には前途のようにライブハウスは苦手なのでCDで聞く事が好きなのですが、SILENT SIRENの曲はライブで乗りやすい構成と目立ちやすいフレーズがある為とても映えるのです。

その分アップテンポの曲が多く、ボーカルにとっては厳しい条件が突きつけられるわけで、細かく突っ込んでいくと音やリズムを外したりする事があったのですが、楽曲全体を見てみるとそういった事は気にもならず楽しむ事が出来ます。

実際、スローテンポな「さよなら日比谷」などは音程がブレる事無くきちんと聞かせる音楽を表現してくれます。

熱いテンションで進行しながらもファン想い

身動きも取れないくらいの客の多さ、盛り上げ上手なSILENT SIREN、会場はかなりの盛り上がりで室内温度、こんな時は体調不良者が出てくるものです。

観客の大半は男性だったのですが、読モということもあってか女子高生や若い女の子もちらほら。

テンポよく曲目を進めて行く中でも前に詰めすぎていた観客を戻したり、水分補給を促したりと気づかいを忘れない。

また、女性・子供専用のスペースが用意されていたりと、本当にファンを大切にしているんだなぁと感心させられました。

エンジニアとのコンビネーションが素晴らしい

ライブツアーについて詳しくないのでわからないのですが、照明や音響のエンジニアも同行しているのでしょうか?

楽曲の雰囲気に合わせた調節をしてくれているので耳と目・肌と3/5感に語りかけてきます。

照明の変更の切り替えタイミングを曲のブレイクに合わせてきたりと、中々参考になりました。(照明屋さんじゃないけど)

ライブ中で気になった曲紹介

全曲の感想を書いていきたいところですが、流石に多すぎるのでライブで特に良かったと思う曲を何曲かピックアップしてご紹介します。

吉田さん

女子あるある的ソングのこの曲、癖の強い詞でライブ向きじゃないだろうなーと思っていたのとは裏腹に意外と面白く、こんな所でコールレスポンスが来るのかとびっくり。

最初の3連符連発は掴みにもってこいですね。

DanceMusiQ

CDで聞いた時は何だこの曲?と正直あまり好きではありませんでした。

ボーカルがよくあるAuto-Tune(Perfume的なアレ)全開で、なんとなくSILENT SIRENのガールズバンドな雰囲気と合っておらずアルバムから浮いているなと思っていたのですが、ライブでは様変わり。

とにかく楽しく、SILENT SIRENと会場が一体になれる曲なのです。

Pandora

今回のライブで1番衝撃を受けた楽曲。

シングル「フジヤマディスコ」カップリング曲でして、アルバムしかまだ聞いていない私は、今回のライブが初聴でした。

思わず「すげぇ」とため息が出るくらい彼女達の認識を改めさせてくれました。

作り手が本当にやりたかった事をやった結果(かどうかは知る由もないですが)この曲が出来て、それにきちんと呼応するメンバー。

SILENT SIRENの深みを知ることが出来る1曲だと思います。

ライブ終了後もファンサービス


ライブ途中のミニゲームでパンダを見分けるという謎のコーナーがあったのですが、それの罰ゲームが物販の手伝いをする事。

敗者が決まり罰ゲームが発表された際、奇しくも敗北してしまったドラムのひなさんがぼそっと「罰ゲームじゃないけど」と呟いたのが印象的です。

ということで開場前に物販を済ませておいたのですが、ライブ後も並ぶことにしてみました。

トートバッグとポーチを追加して3,000円、これかなり良心的な金額だと思うのはオタクコンテンツに慣れたからでしょうか。

そんなこんなで自分の番がやってきて一言二言挨拶させてもらいましたが旧知の友人のような雰囲気で接していただき、ファンの事を大切にしているのだなと再認識。

ぜひ、また和歌山にお越しください。

久々のライブを終えて

ブランクが長すぎ体力が無さすぎで、ライブ終盤は死ぬかと思ったのですが帰りの車は気分爽快で帰ることが出来ました。もちろんSILENT SIRENのアルバムを流しながら。

音楽もさることながら、ライブのパフォーマンスやファンサービス、全てが良かったのでご存知無い方は是非SILENT SIRENを聴きましょう。