心地良い重さ、手に馴染む高級マウスLogicool「MX MASTER 2S」
みなさまこんにちは、YAMINABE RECORDSのいしぐろ(@YR_ishiguro)です。
キーボードを最高級にしたなら、マウスも同等にしたいですよね?
ということで前回はLogicoolの最高峰キーボード「Craft」をレビューしましたが、今回は同じくLogicoolのワイヤレスマウス「MX MASTER 2S」のレビューとなります。
目次
Logicoolで揃えるメリット
キーボードとマウスをLogicoolで揃えるメリットは大きく分けて2点
- Unifyingレシーバーをひとつで共有出来る
- Flow機能を使ってPC間の移動を楽に出来る
Unifyingレシーバーの共有
Logicoolのワイヤレスマウスは接続方式として、Bluetooth形式とUnifyingレシーバーを使った形式があります。
Bluetoothはご存知の通り、PCに備わっている機能を用いて周辺デバイスと接続する訳ですが、ラグ等で不安定なので個人的にはあまり信用していません。
Unifying形式はLogicool独自のレシーバーをUSB端子に接続するタイプなので、Bluetoothよりは安定します。
マウス・キーボードを統一しておくと、ひとつのレシーバーでどちらのデバイスもシンプルに接続する事が出来るのです。
Flowの有効活用
私はWindowsのデスクトップPCとMacBook Proを同時使用しているのですが、Flow機能を使うとマウスを画面端に持っていくだけで両方のPCを行ったり来たりする事が可能。
Logicool製キーボードであれば、連動してPC間を行き来してくれます。
これがかなり便利で、わざわざ切替器を挟んだり、マウス・キーボードを複数用意したりする必要が無くデスクの上を広々スッキリさせられるのです。
また別PC間のコピー&ペーストにも対応しており、Macでコピーした分をWindowsにペーストなんて事も出来るので複数PCを使う方にはかなりオススメ。
外観・開封レビュー
少し話が脱線しましたが、早速開封してみますね。
よくある、蓋がパカパカするタイプのパッケージに収納された本機ですが、箱自体はかなりしっかりした紙質。
同梱品はCraftと同じくかなりシンプルで、本体+レシーバー+充電ケーブル(+保証書)となります。
CraftとMX MASTER両方を買うとUnifyingレシーバーが2個手に入るので、2PCであれば共有可能。さらに台数を追加したい場合はレシーバー単体で購入しましょう。
カラーは黒に近いグレー、先日レビューしたCraftとほぼ同じ色なので並べて使うと統一感があります。
というより、どちらともセットで使うことを前提として作られていそうですね。
特徴的なお尻の部分、丸くて、出っ張っていて、かわいい。
親指のあたる箇所には滑り止めに幾何学模様なデザイン。
プリントではなく実際に凹凸があるので、光の当たり方で見え方が変わるのがかわいい。
手が小さくても手のひらにフィットする
私は男性にしてはかなり手が小さく比較的大きいこのマウスは持ち辛いのではないかと考えていました。
そんな私ですがこのマウスは後部が膨らんだ形状が良いのか、きちんとフィットするので操作していて疲れる…なんて事は無い。
ワイヤレスマウスにしてはびっくりするくらい重い
ワイヤレスのマウスは持ち運びを考えて軽めに作られている印象がありますが、これは結構重い。
Mac用の Mogic Mouse2が99gなのに対して、これは145gでそのさ46g。
46gってたいしたこと無いと思われるかもしれませんが1円玉で46枚分、財布の中にあったらイラッとしますよね。
ただこの重量のおかげで繊細な操作は逆にしやすく、IllustratorやPhotoshopでデザインを詰めている時などには重宝します。
私はポインターの感度高めにして指先でマウスを操作する感覚が好きなので、重いのはメリットなのです。
サイドボタンの操作感はイマイチ
親指位置にあるボタンは全てが操作しづらいです。
戻る・進むボタンが縦位置に並んでおり、その前に謎のホイール。こいつのおかげで3つ全てが使いづらいという悪循環。
ホイールのメリットを見いだせません。
また親指を置くスペースがジェスチャーボタンになっているのですが、こちらも押しづらい。
結構力を入れないと反応しない割に、要らないところで反応するお茶目っぷりを発揮してくれます。
充電の持ちはかなり良いが、端子は統一したかった
Craftと同じくUSBケーブルで充電するタイプ、一度充電すると2ヶ月弱は使えるイメージ。
ただしCraftがType-C端子なのに対して、MX MASTER 2SはMicro-USB端子、ケーブルを使いまわせません。
Micro-USBはその辺に転がっているようなケーブルなので別に困らないのですが、どうせならここも統一したかったなーという印象。
もちろんPCとケーブルで接続しながら使うことが出来るのでその辺はGoodです。
結論として買いなのか否か
お値段1万円弱と、そこそこお高めのマウスで購入を躊躇する方も居るのではないでしょうか。
私の結論としては「作業をするなら買い」です。
デザイン・動画制作・DTM・写真現像など、細かいマウス操作が求められるクリエイターに向いているマウスだと思います。
逆にネットサーフィンに使うくらいであればオーバースペックで、軽めで進む・戻るボタンが押しやすいモデルをオススメします。
またマウスを酷使するゲーマーの場合は、重すぎて手首に負担がかかるのでゲーミング用の物が良いでしょう。
Craftと同じく、MX MASTER 2Sもクリエイター向けのマウスという訳です。