SONY α6000は初心者ブロガーにオススメなカメラだった…けど買い替えました。
みなさまこんにちは、YAMINABE RECORDSのいしぐろ(@YR_ishiguro)です。
今年の春にこのブログ「Battari」を開始しました。そんな当ブログと共に私の隣を歩んできたミラーレス一眼レフカメラがSONYのα6000です。
記事に使われている写真はほぼ全てこのカメラを使って撮影したものになるのですが、使い込んでみるとやっぱり「α6000は初心者ブロガーに最適」という結論にたどり着きました。
…なのですが現在私の手元にα6000は無く、別のカメラが鎮座しているのです。
ということで、今回は前半「α6000がなぜ初心者ブロガーに丁度いいのか」後半「買い替えた理由」と贅沢に2本立てでお送りさせていただきます。
目次
α6000が初心者ブロガーにピッタリな理由
ブログを執筆する上でα6000に不満を持ったことはありません。
ここ数ヶ月は仕事やプライベートが忙しくブログに手が回らなかったのですが、ブログ用の写真は何かと撮っていました。
良い写真を撮る事に関しては高級なカメラに負けてしまうかもしれませんが「ブログ用の写真を撮る」という点に限って言えばα6000というのはかなり良い選択だったのでは無いかと改めて感じています。
10万円以下で始められるお手頃な価格帯
まず、特筆すべきポイントは入手しやすい価格にあるでしょう。ブログ収益があるわけでも無い初心者ブロガーはブログ用の写真に潤沢な予算を使う事ができません。
α6000の場合ボディが中古品で3万円程度、レンズも同じく3万円程度とミラーレス一眼レフの中ではかなりお手頃な価格で購入する事ができます。
レンズはEマウントAPS-C専用の35mm F1.8(E 35mm F1.8 OSS SEL35F18)が最初の1本としてベスト。手ブレ補正機構がレンズに内蔵されているのでボディ側に機構が無いα6000でもいい感じに使うことが出来ます。
35mm(フルサイズ換算53mm)の焦点距離はスナップ・ポートレート・物撮りとオールマイティーに対応でき、弱点というと最短撮影距離 が長く撮影対象に寄ったショットが難しいことくらい。
同価格帯で50mm F1.8もあり35mmと比べると安いのですが、焦点距離がポートレート向きで普通のスナップ等には扱いにくかったです。
外付けストロボ無しで天井バウンズが出来る
物撮りを拘っていくと、ストロボ(フラッシュ)機能を使ってライティングが必須となってくるのですが、α6000はココでも活躍ポイントがあります。
ストロボの光を被写体に直接当てるのではなく、一度天井に当てることで柔らかな光を作り出すことを天井バウンズと言うのですが、よくあるカメラ付属のストロボは真正面しか向きません。
そうすると別で外付けストロボを用意する必要があるのですが、α6000の場合付属のストロボが可動式のため指で角度を付けてあげると天井バウンズが簡単に行なえます。
外付けストロボを購入しようとすると安くても5,000円くらいは必要となってくるので、その出費を抑えられるのは嬉しいです。
ボディバッグに入れられるくらいのコンパクトさで旅記事も楽に書ける
一眼レフやフルサイズのミラーレスは、正直大きすぎて持ち歩きたくないです。
また私が小心者だからかもしれないですが、ガチのカメラを片手に街を撮り歩くというのはなんとなく恥ずかしい。
α6000+SEL35F18の組み合わせであれば、ボディバッグに入れておき必要な際にサッと取り出せる大きさですので、手軽に利用できます。
これまでカメラを持ち歩かなかったせいで記事のネタを逃していた部分もあったのですが、α6000を手に入れてからふとした家族のお出かけも写真に残すようになったのでブログネタに活かせるようになりました。
さらに手軽さを求めるのであれば、少し画質を犠牲にしてパンケーキレンズという選択肢も有りですね。
なぜ絶賛しているα6000を手放して他のカメラに移ったのか
まず誤解なきように申し上げますと、手放した理由はα6000に問題があった訳ではなく自分のカメラの使い方が大きく変わったからなのです。
そもそも写真は趣味ではなく「ブログに載せるため必然的に」撮影していただけでした。α6000を購入する事で写真も趣味になるかな?とも思っていたのですが特に変化はなし。
どちらかと言うと本職で映像に関わっていることもあり、動画撮影の方が好きなのです。
α6000のウィークポイントは動画性能の弱さ
写真を撮る、特にブログ用のような手軽にサッと撮りたい場合α6000は最高のカメラでした。しかし動画を撮影したいとなると、沢山の弱点が見えてくるのです。
4K・S-Logでの撮影が出来ない
先日投稿したドローンの記事にもあるように、私が動画を撮影する時にまず重視するのが4K・Logで撮影できるか否か。α6000シリーズは6300以上でなければ4K・S-Logでの記録に対応していません。
映像を制作する上で今の時代4Kで撮影出来ないというのはかなり痛い。
バリアングル液晶では無い
α6000シリーズは、上下に液晶が傾けられるチルト液晶が採用されています。
ローアングル・ハイアングルを撮影する際は気にならないのですが、バリアングルに比べるとやはり不便でした。
自撮りの際はもちろん、2つのカメラを1人で操作するようなワンオペでは角度を自由に調整できる方が何かと便利なのです。
外部マイクが使えない
お次は音声の収録問題。動画の際いかにクリアでレベルの大きい音を録音するかが大事になります。
となると外付けのマイクを取り付けるわけですが、α6300以上のモデルでなければマイク入力端子がありません。
内蔵マイクの音声はAF音等の雑音が入るために正直聞けたものではないので、マイクが使えないのは残念。
将来的にBlackmagic Designに移りたくなった
上記の問題だけだとα6300や6500に変えれば済む話なのです。所持していたレンズをそのまま出来るので何ら問題無いと思われます。
私がα6000を購入した後に発表されたのがBlackmagic Design社のPocket Cinema Camera 4K(BMPCC4K)でした。大きめのミラーレス一眼と同等サイズながらシネマルックな映像を撮影する事に長けた動画専用のカメラです。
このカメラのレンズマウントはマイクロフォーサーズ。PanasonicやOLYMPUSのカメラと同様な物となります。
このままαシリーズを使い続けてEマウントレンズが増えてしまうと、BMPCC4Kと2つのマウントを所持する必要が出てきますが、そこまでの予算を捻出出来るとは思いません。
そこで思い切ってマイクロフォーサーズのカメラに移行する事にしました。
BMPCC4Kへの繋ぎとしてPanasonic Lumix DMC-G7を中古で購入
BMPCC4Kを使うにはカメラ本体だけでなくストレージや周辺機器が必要となり、流石にそれらを一気に揃えるのは出来ないのですが、ブログを書くとなると写真を撮るカメラが必要です。
将来的にサブ機扱いになるカメラで高価な物は必要ありませんので、最低限4K動画が撮れ外部マイクの取扱が出来るG7をヤフオクで落札しました。
数世代前の機種なのでレビューする予定はありませんが、先日のANAFIの記事はG7で撮影していますのでご参考までに。
まとめ:「いいカメラ」とは使い方によって移り変わり、一つを挙げるのは困難
結果的にα6000を手放したわけですが、私が動画をやりたかったのとBMPCC4Kに興味を持ったことが要因で、それがなければ現在も使い続けていたでしょう。
もしくは私が石油王でカメラを何台も持つ財力があれば解決していた訳です。
他の人がいくら絶賛しているカメラだったとしても、自分の使い方に有っていなければ気に入ることは無いので、使い方・目的をよく考えて購入するのが一番でしょう。
「気に入らんかったら買い換えればええねん」