ひとつ上の動画制作の為にASHANKS アルミ合金三脚スライダーを導入
みなさまこんにちは、YAMINABE RECORDSのいしぐろ(@YR_ishiguro)です。
スライダーって知ってます?
そうそう、今メジャーリーグで活躍中の大谷翔平くんも使っている横に大きく曲がる変化球…ってちゃうわ!
写真メインの方には中々馴染みが無いかもしれませんが、これも撮影機材のひとつ。
前回のビデオ三脚の記事でもお話しましたが、画面を動かすパンとチルトという動作。
スライダーも似たような動きをつける事が出来るのですが少し変わってきます。
そんなスライダーですが、中国メーカーで中々良いものを見つけましたのでご紹介します。
目次
スライダーの役割
早速ですが作例を見てみましょう。なめらかに画面が滑っていますね。
パンと同じような感じなのですが、少し画が変わっているのにお気づきでしょうか?
三脚でパンを振る場合カメラの位置は固定されているので、軌道としては円弧を描くような形となります。
スライダーを利用した場合はカメラも同時に動くので、真っ直ぐな軌道を作ることが出来ます。
6,500円で滑らかな動きを手に入れる
ASHANKSは中国のカメラアイテムメーカー。
三脚やスタビライザー・照明など、撮影に関わるアイテムをお求めやすい価格で販売しています。
今回購入したのはアルミ製のスライダー60cmモデルで6,500円。
NEEWERなどもっと安い物もありますが、誰も使ってなさそうなメーカーの物が欲しかったので、こちらを選択。
マットブラックとメタルレッドの組み合わせが素晴らしい
開封の儀!と行きたいのですが、すでに開封済みで箱は捨ててしまったので外観のレビューからスタート。
本体と専用のケースが同梱されています。ケースと言っても衝撃から護してくれる訳では無く持ち運びやすくするだけの袋。
中はマジックテープで固定できるようになっています。
スライダー本体はマットブラック。
造りも思った以上にしっかりとしています。
自立用にメタルレッドの脚がついています。赤と黒の組み合わせって男心をくすぐりますよね…
また、折りたたみ式なので使わない際は収納することができ持ち運びが若干しやすくなります。
底・横面に三脚固定用のネジ穴を開けてくれているので、床に置くことが出来なくても固定する事が出来ます。
通常横スライドですが、サイドのネジ穴を利用する事で縦スライドの動画も撮れるという訳。
自由雲台との組みあわせが必要
スライダーとカメラを取り付ける際には基本的に「スライダー」→「自由雲台」→「カメラ」という形になります。
スライダー単体ではカメラ向きを変えられないので自由雲台は必須。
今回はNEEWER製のアルカスイス互換のものをチョイス。2,000円なので、スライダーと組み合わせても1万円以内に収まる。
開けてびっくり、かなりスムーズな動き
Amazonで安めのスライダーのレビューを見ていると概ね良いものの、中にはガタツキがあるなどのネガティブなレビューもあります。
この商品に関してはレビューが皆無で、実力が全く未知数ですが人柱覚悟で購入したのです。
実際使って驚いたのが動きの滑らかさ。
価格が価格なので引っかかりやガタツキが少しくらいはあるだろうと思っていたのですが、α6000で使う分には全くストレスを感じません。
上記の動画は、スライダーを若干傾けて滑らせている様子です。
脚の高さを調節出来るのが便利
三脚に取り付けず地面に設置する際、ちょっとした段差があるかもしれませんが、ねじ込み式で脚の高さを調節できるので水平を保つことが出来ます。
どのような場面でスライダーを使うのか
ここまでスライダーについて説明してきましたが、役割としては三脚+雲台でパン・チルトする事と被る部分がありますよね。
では、どのようなシチュエーションでスライダーを使うのでしょうか。
室内での商品撮影
このアイテムは屋内での撮影、特に商品紹介の撮影で威力を発揮します。
「嵩張る&重さがある」ので持ち運びには不向き。正直そんなときはジンバルでなんとかしたい…!
セッティングはジンバルに比べても楽なので、固定しておける室内ではとても使いやすく、特に寄って撮影する事の多い商品紹介では動画のクオリティアップに役立ちます。
変な角度でのスライド
ただ横や縦に振るのではなく斜めに動かしたい場合、スライダーでは安定してきれいな斜めを描く事が出来ます。
上位モデルだと電動タイプもあります
今回購入したものは手動でカメラを動かすのですが、自動で動かしてくれる電動スライダーも存在します。
安いものでも35,000円程度になり一気に跳ね上がりますが、完全に一定のスピードで動かせるのは魅力ですね。
私はラジコンかなにかのモーターで自動化を試してみようかなと検討中です。
一家に一本、スライダーで楽しい動画ライフを
Youtuberさんや動画もアップするブロガーさんなんかは、スライダーが1本あると映像の幅が広がって楽しいと思います。
中華メーカーを筆頭にお求めやすい物からプロ用の高価なものまで様々な物がありますので、是非試してみてくださいね。