30代会社員 作曲家の液タブを中心としたDTMデスクツアー -2023年冬ver-
みなさまこんにちは、YAMINABE RECORDSのいしぐろ(@YR_ishiguro)です。
2023年も終わりに近づいてきましたね。
今年は子供も増え、釣りに行ける時間が大幅に減り家での作業が中心になりまして、それに伴いデスク周りのアップデートを行ってきました。
まだイメージする完成形には程遠いのですが、せっかくなので現状をまとめておこうかなと思います。
目次
- このデスク環境で何をやっているのか
- デスク | ニトリ組み合わせデスク プレフェ
- PC | ドスパラ raytrek
- リブーター | 明京電機株式会社 WATCH BOOT nino RPC-M2CS
- モニター | LG 27UL500-W
- 液タブ | XP-PEN Artist Pro 16
- 左手デバイス | Elgato Stream Deck
- マイク | SHURE SM7B
- オーディオインターフェース | Presonus ioStation 24c
- MIDIキーボード | Roland MIDI Keyboard Controller A-49
- スピーカー | Fostex PM0.4n
- ヘッドホン | SONY MDR-M1ST
- マウス | Logicool G604
- キーボード | Logicool G512CK
- キーボードスライダー | StarTech スライド式キーボードトレイ
- チェア | 弘益 オフィスチェア ミエル
- まとめ | 来年も散財することになりそう…
このデスク環境で何をやっているのか
さて私がこのデスクを使ってする作業ですが基本的にはDTM(デスクトップミュージック)と呼ばれる作曲活動で、機材のレイアウトもそれに最適化するように整えていっています。
また、デスクツアー動画でありがちなリモートワークには殆ど縁のない出勤勢なので、実際に机の前にいるのは1日2・3時間といったところ。
そんな感じの使い方なんだなーというのを頭に入れながらご覧いただければ幸いです。
デスク | ニトリ組み合わせデスク プレフェ
全てのアイテムを集約するのはニトリの組み合わせデスク「プレフェ」
4色のカラーバリエーション、100・120・140cmと3つの天板と、2色4種類の脚を自由に選択して自分好みのデスクを作る事が出来ます。
天板の素材は流石に無垢や集成材ではなく、合成樹脂化粧繊維板という素材ですが、木目のプリントもキレイで厚みもしっかりとあり、安っぽさというのは感じない造りになっています。
私は幅140の天板を選択しましたが、このサイズ・質感のデスクが1万円で買えるというのはとてもコスパが良いんですよね。
最近流行りの電動昇降デスクも気になってはいるんですが、アレって実際上げ下げする機会あるんですかね…?
PC | ドスパラ raytrek
デスク横の自作ラックにドスパラのクリエイターモデルPC raytreckを設置、購入後もパーツを色々とっかえひっかえしています。
元々はMacユーザーでしたがタッチバーが搭載された当たりで嫌になって今はWindows環境がメインですね。
スペックはこんな感じ。
OS | Windows11 Pro |
---|---|
CPU | Intel Core i7-10700K |
RAM | 64GB |
GPU | Geforece RTX 3060Ti |
STORAGE | M.2 SSD1TB(後にSSD5TB HDD8TBに増設) |
DRIVE | DVDマルチ(後にBlu-rayマルチに変更) |
SLOT | SD・micro-SDスロット |
今となっては少し型落ちのパーツもありますが、24万円でこの仕様なら組立てる手間なんかを考慮すると自作するのと同等程度には安く購入出来たかなと思います。
昔はBTOといえば選択できない電源等パーツの品質に不安があるみたいな話をよくしていましたが、今は見えないところにもこだわりを感じますね。ただ、ケースが安っぽいのでそこは変更しようかなと検討中…左側にPCを置くので倒立系のケースでも良いかもしれません。
ちなみにラックの下はビデオスイッチャーやキャプチャーボード、ネットワークハブ等、頻繁に触らないけど手元近くで操作はしたいというアイテムを格納しています。
リブーター | 明京電機株式会社 WATCH BOOT nino RPC-M2CS
見慣れないこのアイテムはネットワークで電源を制御できるリブーターという機械。
外出先からメインPCにアクセスしリモート操作をすることが良くあるのですが、特に夏場などPCがフリーズするとどうしようも出来なくなります。そんな時に活躍するのがリブーターで、電源のON/OFFをネットワーク上で行い強制的に再起動させる事が可能です。これなら外出先からでもネットワークさえ生きていれば電源管理が出来て安心という訳ですね。
LAN経由でPCの電源を起動させるWOL(Wakeup On Lan)機能や、PCを監視し自動で再起動する機能等、一通りの機能がそろっている入門機でして普通の人が使う必要はほぼありませんが、出先から自宅PCに接続する逆リモート作業が必要な方は保険としてこういう機械があることを知っておくと役立つ…かも。
モニター | LG 27UL500-W
モニターはLGの27インチ4Kモニターをデュアルで使っています。
LGの中でも安価なラインですがデザイナーでもゲーマーでも無いのでカラーやリフレッシュレートにはあまり拘りが無いんですよね。表示領域が十分確保できるモニターが1枚4万円前後で導入できるコストパフォーマンスの高さが魅力。
主な使い方は左のメインモニターに作曲ソフト(DAW)を表示しサブモニターに歌詞や資料を表示するという使い方。
先人と同じくスペースを有効活用するためにモニターアームを利用していますが、動かすことはめったに無いため、ガススプリング式ではなく簡易なものにしています。
液タブ | XP-PEN Artist Pro 16
私のデスクの中心に鎮座するのが液晶タブレットでXP-PENのArtist Pro 16を使っています。XP-PEN社の液タブの中でも上位モデルなので正直なところオーバースペック、DTMで使うなら下位モデルで十分です。
実は私世にも珍しい作曲を液タブでやるタイプの人間で、ピアノロールの打ち込みというDTMの中でもメインどころの作業で活用しています。フェーダーを動かしたり、オートメーションを書いたり、波形編集といった作業に液タブを使う人はたまに見かけますが、ピアノロールで使うのは少数派ですね。
ネットで調べても同じような事をしているユーザーがほぼ居なかったので導入時は不安でしたが、慣れるととても直感的に作業が出来て今では無くてはならない体になってしまいました。
デメリットは卓上の専有面積が凄いことになるのと、慣れるまでが大変なので人を選ぶかもしれません。
左手デバイス | Elgato Stream Deck
左手デバイスとして定番のStreamDeck、カスタマイズ可能で視認性の良いボタンにショートカットを割り当てて使います。DTMではもちろんのこと、日常の事務作業やライブ配信、動画編集等様々なシーンで利用しています。
キーボードショートカットで事足りると言えばそうなんですが、毎日同じ作業に時間を使えるわけでもないですし、年齢を重ねていくとショートカットを忘れてしまうんですよね。StreamDeckなら目で見てわかる上に、マクロ的な連続動作も出来るのでおじさん必須アイテムとなっています。
マイク | SHURE SM7B
動画のナレーションやライブ配信、歌のレコーディングに使うマイクは定番のSHURE SM7B。太目の芯のある音が録れるので、私の声にも良い感じにはまってくれます。
電源不要で湿気にもある程度強いダイナミックマイクなので、コンデンサーマイクと違いある程度雑に扱えるのも良いところ。
マイクアームは上から吊るすタイプ、最近モニターの下を通す系のアームが流行っていますが、液タブを使っていることもあり、アームを取りまわすスペースがありません。ですので昔からある定番の上から吊るすタイプに落ち着いています。
オーディオインターフェース | Presonus ioStation 24c
SM7Bの音を取り込むためのインターフェースは、Presonus社のioStation24cというインターフェースとフィジカルコントローラが一体化したデバイス。
フィジカルコントローラーって何やねんという方に説明すると、DAWのフェーダーを直感的に操作するアイテムで、コントローラーのフェーダーを操作すると、DAW側も連動して動くというもの。
ioStation24cはモーターフェーダーになっており、トラックを変更すると追従して同じ場所にフェーダーを持ってきてくれます。動作時のカシャッというメカニックな音が男心をくすぐりますね。
フィジカルコントローラーは他社でもありますが、使っているDAWが同じくPresonusのStudioOneで連携が簡単なのと、オーディオインターフェース機能を備えているという唯一無二の存在なことが、この商品を選んだ理由です。
MIDIキーボード | Roland MIDI Keyboard Controller A-49
作曲をする上で欠かせないキーボードはRolandのA-49、がっつり演奏する訳ではないので、鍵盤の数は少なめのモデルにしています。
MIDI鍵盤の中でもシンプルで、ボタンも少なく奥行きも小さい、机の上に配置しやすいサイズ感です。
またトランスポーズという音階を変える機能が物理ボタン上で行えるのが嬉しいですね。
スピーカー | Fostex PM0.4n
スピーカーは高校生の頃に買ったFostexのPM0.4nで、今は廃盤となっています。
カラーバリエーションの豊富さと、お求めやすい価格、そして価格に対して音が良いという事で、当時はかなりの人気モデルでした。
置く場所の確保が難しく、壁付けにしていますが、スピーカーの後ろに壁があると音が反響して変わってしまうので微妙ですね。苦肉の策で吸音材を設置したところある程度改善したのでヘッドホンと併用しながら対応しています。
ヘッドホン | SONY MDR-M1ST
いにしえの定番モニターヘッドホンにMDR-CD900STというものがありますが、M1STも同じモニターヘッドホンに分類されます。900STと比べるとまろやかで高域から低域までフラットに出力してくれます。
スピーカーと併用しながらであればミキシングでも使えるんじゃないかなという印象です。
ただ900STもそうでしたが、締め付けが強く着けけ心地は悪いのは変わらないですね。
マウス | Logicool G604
MMOゲーム等に使う向けのG604は親指の6つのボタンにショートカットやマクロを割り当てられるので、かなり効率化に役立ってくれていました。
ゲーミングマウスの中では重いので繊細な操作がしやすい、そして電池式なのでエネループのような充電電池を用意しておけば、充電切れでケーブルに接続する必要が無いのも嬉しいポイント。
液タブを導入したことで利用頻度が大幅に減りましたが、マウスの中では一番DTMに向いているかなと思います。
キーボード | Logicool G512CK
G512はタイプ音は大きめですが、タイプライターのような打鍵感で文字の入力が楽しくなります。ゲーミングモデルでは珍しくなってきたフルサイズモデルというのも良いですね。
また背面にUSBポートを備えており、指紋認証デバイスを取り付けてWindows Helloと組み合わせる事で、パスワード入力の手間が省けてとても便利。DTMerってプラグイン購入等で色々とアカウント発行しないといけませんからね…
キーボードスライダー | StarTech スライド式キーボードトレイ
そんな入力装置たちですが、机の上には置くスペースが無かったのでStartech社のキーボードスライダーに配置しています。
そこそこ良い値段がしますが、スライドが滑らかで高さ調節もでき、キーボードをタイピングしてもぐらつきは気にならない、しっかりとした品質です。
ただ机の天板下のスペースをかなり使うことになるので、足の置き場がなくなり人によっては使いづらいかなーといった印象。購入する際は色々と計測してからをお勧めします。
チェア | 弘益 オフィスチェア ミエル
キーボードスライダーと干渉するため肘があるチェアがおけません。選択肢が狭く探している時間が無かったため、とりあえず近所の家具屋さんで5000円くらいで購入した間に合わせの椅子です。
正直快適性やリラックスというワードには全くあてはまりませんが、意外と座り心地は悪くないのです。しっかり硬さのあるウレタン・肌ざわりがさらっとしてて蒸れにくいファブリック、毎日数時間座っていても腰に来ることはなく思った以上に気に入っています。
耐久性は疑問ですが、ヘタってきたら肘無か跳ね上げ式のオフィスチェアを探したいですね。
まとめ | 来年も散財することになりそう…
現状はこんな感じの環境で作曲活動を行っています。
正直まだまだ改善点があったり、欲しいものがあったり、紹介しきれていないものもあります。特に最近はギターをはじめたので、その辺のアイテムの収納スペースも必要になってきました。
来年も様々な無駄遣いを繰り返してより良い環境を作っていきたいと思います。